「……で、一体こんな朝早くからなんだよエール」
ここはガーディアンベースの個人スペース。
普通なら本人しか知らないパスワードでロックされているので入れないはずなのだが、彼女は何故だかオレの部屋のパスワードを知っているようだ。
……多分プレリー辺りが教えたんだろうなぁ。
「あー、わざわざ起こしてあげたのに何よ、その言い方」
別に起こしてくれなんて頼んでないだろ。
そう口に出したら彼女の機嫌が(オレ限定で)悪くなるのは目に見えていたので、心の中で思うだけに留めておいた。
がしがしと乱雑に髪をかく。寝起きで最初から乱れてるので大して目立たない。
それより、眠い。
仕事の関係で寝たのが夜明け前だってこと、エールは知らないのか?
「……まぁ寝たのがついさっきだったみたいだし辛いのは分かるけどさ」
エールがオレの心を読んだかのような返事をする。
流石、分かってる。
でもそれなら尚更なんで今起こされたのかが分からない。
怪訝そうな顔をするとエールが笑った。
「ヴァン、今日何日か覚えてない?」
「今日?」
彼女の言葉を一部反復して考える。
……何かあったっけ?
今日は1月7日。
何もないから目覚ましもかけずに眠りこけていたのだが。
「……今日何かあったか?」
いくら考えてもやっぱり自分は今日はフリーだ。
予定は何もなかった……はず。
すっぽ抜けてたらえらいことだ。
「ヴァンが思ってるような重要なことじゃないかな?」
「は?」
「新年から7日目。その朝食べるものと言えば?」
そこまで言われてやっと気がついた。
というかなんで気がつかなかったかなオレ。
寝不足で寝起きだからか?
「七草粥か……」
「当たり。毎年一緒に食べてたからさ」
今年はグレイとアッシュも一緒だしね。
エールの最後のその言葉に苦笑い。
それはさぞかし賑やかそうである。
「まだ準備中だから支度して起きてきたらちょうどいい頃合いだと思うよ」
「ん、わかった」
そう言い終えるとエールは扉に向かって歩き出した。
それに慌てた。
まだ大事なことを彼女に伝えていない。
「あ!エール!」
「?何?」
エールが扉の前で足を止め振り返る。
「起こしてくれて、ありがとう」
「……どういたしまして!」
そのときの彼女の笑顔は朝日よりも眩しかった。







突発的に思いついたものに肉付けしてみました。
なんか最初考えていたのと違う感じになっちゃったOTL
最近上手いこと文章が書けないなぁ……。

皆さんは七草粥食べましたか?

携帯からなのでコメント返信は後ほどに。
お待たせしてしまって申し訳ありません(´・ω・`)
しばしお待ちください。
2009.01.07 Wed l 小説メモ l COM(0) TB(0) l top ▲

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